クリの凍害防止(水が溜まりやすい接木部位を土壌中にすることで凍害回避)とジョイント栽培(接木部位が土壌中にあると曲げやすい)のため、
栗の実から出た新芽に接木をする技術を開発中です。
氷蔵庫で栗の発芽時期を調整し、カミソリで鋭利に切断し、パラフィルムで保護し、メイカコートで防水し、ミズゴケに入れて発芽させることで
接木成功率が70%を超えるようになりました。
また、従来の接木では、市販の接木テープよりも林業調査で利用するテープ(ピンクテープ)のほうが成功率が高いこともわかりました。
栗の接ぎ木では、穂木の保存状態が良いこと、穂木と台木を鋭く切断すること、強く縛ることが成功率のアップにつながります。