氷蔵処理は、京都府森林技術センターが2003年に、クリシギゾウムシのくん蒸処理の代替法として開発した技術です。
氷蔵庫(壁面に不凍液を循環させる装置)を利用し、-2℃で3週間以上熟成した栗のことを氷蔵栗と呼んでいます。
氷蔵庫は、商標登録された名称であり、冷蔵庫や氷温庫で冷やした栗は、氷蔵栗でありません。
氷蔵処理することで、虫が駆除できるだけでなく、糖度が上昇して美味しくなり、品種別出荷や焼栗販売も可能になります。
京都府丹波栗の会には、大勢の栗栽培のプロが加入しており、氷蔵庫を導入している方が増えています。
氷蔵処理した美玖里(上)とぽろたん(下)